本ページでは許諾を得て、下記リンク先の記事を転載しています。

▶ 生まれて初めて見たオーロラは写真で見るより感動的でした

c0060143_1095643

山の稜線にうっすらと乳白色のぼんやりとした影。
「見て!ノーザンライツ(オーロラ)が出てますよ!」現地のガイドさんが叫ぶと、各国から集まったツアー参加者たちが夜空を見上げ、各々のカメラで撮影を始める。

どぎついネオンカラーのいわゆる「オーロラ」の写真を頭に思い描いていると、実際に見た時に「あれ?」と思うかもしれない。本物のオーロラは、もっと淡くて、儚げだ。雲よりはるか上空、宇宙に極めて近い層でプラズマが磁気と反応して発光する雄大な自然現象。少なくとも僕にとっては、この目の前の荘厳で静謐な光景は写真以上に美しいと思った。

* * * *

今回、カナダ観光局の「オーロラ王国ブロガー観光大使」として、カナダのユーコン準州 ホワイトホースを訪れる機会をいただきました。初めてのカナダ、初めてのオーロラ。家を出てから24時間後にはマイナス30℃の世界でオーロラを眺めているという、なんとも不思議で現実離れした体験。それにしても、楽しかったー!というわけで5泊7日のカナダ旅行、ユーコン準州 ホワイトホースのオーロラ体験や、その他観光関連のアクティビティについてなど、いろいろブログに書いていこうと思っています。
今回は、初日に見たオーロラについて。

初日、成田から約10時間弱のフライトでバンクーバーに到着し、さらにカナダ国内線を乗り継いで2時間半でホワイトホースへ。空港に降り立った時の気温はマイナス23℃。息を吸おうとするとあまりに空気が冷たいため、気管がむせて咳き込むという。今まで体験したこともない寒さに、この時点でかなりビビってました。

ホテルにチェックインし、レンタルしたごっつい防寒装備一式を着込み、バスでオーロラ観測ポイントへ。

運よく初日からオーロラを見ることができ、さっそくデジタル一眼レフカメラをセッティングしたのですが、あまりの寒さでレンズのモーターが凍りつき、「キシッ」と音を立てたきりフォーカスが機能しなくなりました。マニュアルモードに切り替えたりしてなんとか試行錯誤してみたのですが、どうしても撮影ができないのであきらめ、コンデジに切り替えて撮影。Canon PowerShot S120の「星空モード」を使ったところ、びっくりするくらい綺麗な星空やオーロラが撮影できました。

c0060143_1010089

この写真を撮影した時の気温は、マイナス33℃。あまりの寒さでバッテリーの消耗が異様に激しく、1つのバッテリーパックで3,4枚撮るのが限界。極寒の地での撮影はいろいろ工夫が必要だなと感じました。(極北の地でオーロラ写真を撮るコツは、また別途記事に書きます)

3つ持参したコンデジ用のバッテリーパックの2つをあっという間に使い切ったので、しばらく写真は中断して静かにオーロラを眺めました。
他の人たちと少し離れ、雪原の真ん中に置かれたベンチに腰を下ろし、夜空を見上げる。信じられないくらいの星空。するする、するすると流れ星がひっきりなしに見えます。
夜空を横切るオーロラは、冒頭で書いたように、肉眼で見るのと写真で見るのとは印象が違います。写真にあるようにどぎついネオンカラーでどばぁー、っていう感じではなく、もっと薄くぼんやりとしていて、全体的に神秘的で、ついつい引き込まれるような感じ。肉眼で見た方がもっと感動的です。ため息が出るほど美しい自然のイリュージョン。

まさに、「一生に一度の体験」でした。

深夜過ぎの1時半に初日のオーロラ観測終了。帰りのバスに乗る頃には、気温はマイナス36℃に。
観測中、普通にまつ毛が凍りましたからね。
こんな寒さを体験できるのも、一生に一度。

この後、さらにすごいオーロラを見るのですが、それはまた別の記事で。
カナダ ユーコン準州ホワイトホース滞在記はまだまだ続きます。

冬のカナダ・アルバータ州の雄大なカナディアンロッキーと輝く白銀の世界

まるで揚げパン!?カナダ名物「BeaverTails」は懐かしい味【偏愛郷土料理】

「ビーバーテイルズ(BeaverTails)」カナダ名物!ビーバーの尻尾のようなふわふわ揚げパン

ど迫力の地球を感じる…夏でしか味わえないカナダの本当の姿とその理由!

イタリア トスカーナ州のイベントに参加しつつ「旅」について考えた

ロトルアに行ったらやっぱり温泉スパ

ロトルアと日本は実は似ている

湯けむりが街を包み込むロトルアの朝