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▶ 極寒のオーロラ撮影のコツ

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『オーロラ王国ブロガー観光大使』としてオーロラの撮影をするためにカナダのホワイトホースに行った際、事前に極寒の地での撮影について調べてから行ったんですが、やっぱり実際に経験してみるとすごいですね。
初日にマイナス33℃の雪原でオーロラの撮影をしたのですが、4枚撮影したらいきなりバッテリー切れ。「なにぃ!」と思って、フル充電済みのバッテリーに変えたら、今度はなんと3枚でバッテリー残量がなくなりました……。

これって、充電がなくなるんじゃなくて、単純に寒さでバッテリーが使えなくなるみたいですね。充電せずに温めるだけでバッテリーが復活しましたから。それにしても、この想像を超えた寒さの中での撮影、たいへん良い経験でした。機材が完全に凍てついて、三脚とか金属の部分はもう素手で持てないくらいにキンキンに冷たくなってましたからね。バッテリーも、予備を含めて3つ持って行ったので助かりました。

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というわけで、極寒の中でオーロラ撮影をするコツなどをまとめてみます。

まずはカメラ。僕は今回、コンパクトデジタルカメラ「Canon PowerShot S120」をオーロラ撮影用に購入して持参しました。このカメラは、以前モニター企画でキヤノンマーケティングジャパンさんから発売前にお借りして使っていたことがあったので、実際に使ってみて「良いカメラだな」とは思っていたのですね。なので、今回自腹で購入して持参したのですが、実際にオーロラ撮影に使ってみたら予想以上に良い写真がたくさん撮れたのですごく満足です。
ホントは、昔から使ってるデジタル一眼レフカメラも持って行ったのですが、初日の撮影でレンズが「キシッ」と言ったきりフォーカスが機能しなくなったので、こちらのカメラは諦めて、コンデジ一本に絞りました。

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この「PowerShot S120」、ホントに良かったですよ。何が良いって、「星空モード」ってのがついていて、そのモードに設定したらシャッター押すだけで星空やオーロラが撮れてしまう。さらに、星空を「タイムラプス」って言って、1分ごとに1枚撮影した画像を繋げて定点観測の早送り動画をつくってくれる機能もついていて、難しい設定も何も考えずに、簡単にオーロラの写真や動画を撮ることができました。

ちなみに、「PowerShot S120」はレリーズに対応してないので、シャッターを押すときにカメラがブレないように、タイマー撮影をすることをおすすめします。シャッターを押して2秒後に撮影する設定で撮りました。

で、寒さ対策としては、カメラのバッテリー側を使い捨てカイロ2つで挟むように覆って、輪ゴムで固定するだけでだいぶマシになりました。1時間のタイムラプス撮影も、この方法で撮りました。
あとは、防寒着のポケットの内側に貼るタイプの使い捨てカイロを入れておいて、バッテリーやカメラを温める方法。ポケットの中を温めておいて、そこにバッテリーを入れて復活させるという。
そんなわけで、今回の旅行で持っていった使い捨てカイロは、身体を温めるよりも、カメラ機材を温めるのに大活躍しましたよ。

冷え切ったカメラを湿度と温度の高い室内に持っていくと結露で一気にカメラのレンズが曇ります。で、その状態でまた外に持って行ったりすると、水滴が凍って、カメラの故障の原因になるそうですのでご注意を。ジップロックに入れたり小さめの毛布にくるんだりして、温度や湿度が急激に変わらないように対策をしました。

あとは、経験者の方にアドバイスいただいて、おでこに付けるタイプのフラッシュライト「LEDヘッドライト」も購入して持っていきました。アウトドアショップに行ったらいろいろ置いてあるのを見つけて、店員さんに「今度オーロラを撮影しに行くんだけど…」って相談したら、BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) というメーカーの「STORM(ストーム)」をおすすめされたのでそのまま購入。なんでも、ライトから発熱する熱を良い感じにバッテリーに伝達するので、寒いところでも機能しやすいとのこと。光量を調節したり、赤い光に切り替えたりもできます。

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ただし、ツアーなどでオーロラを撮影する時、自分の機器が発する光には十分に注意してくださいね。他の人の迷惑にならないように。特に、みなさん長時間露光とかタイムラプスとか、時間をかけて繊細な光のオーロラを撮影しようとしているので、ちょっとした明かりが他の人の写真をダメにしてしまうことも。
僕がうっかりヘッドライトの明かりをつけたままシャッターを押してしまい、赤い光が被写体に写りこんでしまった写真がこちら。

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弱い赤色光でも、オーロラを撮影する際はしっかり写真に写りこんでしまうことがあるので注意してください。

というわけで、「極寒のオーロラ撮影のコツ」まとめ
・予備バッテリーは多めに持っていこう
・機材を冷やさないように(使い捨てカイロは有効)
・温度の差によるカメラの結露に注意
・周りに撮影者がいる時は、自分が発する光に注意してね
・写真撮るだけじゃなく、しっかり目で見て記憶にも焼き付けよう!

今日はそんな感じで。

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