東京・ミュージアム ぐるっとパス2016」、通称「ぐるっとパス」は、都内79カ所の美術館や博物館の入場券/割引券がセットになったお得なチケットブック。そして、「東京メトロ24時間券」はその名の通り東京メトロの路線が24時間乗り放題のチケットです。

この「ぐるっとパス」と、「東京メトロ24時間券」2枚が一緒になった「メトロ&ぐるっとパス」というセットが2,700円で販売されていますので、今回はこのチケットだけを使って、いったい1日に何軒の美術館・博物館を訪れることができるのか、チャレンジしてみたいと思います。

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ルールとしては、この2,700円の「メトロ&ぐるっとパス」のみを使うということ。つまり、移動手段は東京メトロのみ。そして、追加で料金がかかるぐるっとパスの「割引券」は使わずに、全額カバーしてくれる「入場券」のみを使うこと。そして、大事なルールとしては「しっかりと展示を鑑賞する」ということ。入場券使って施設に入り、すぐに出るのはNG。きちんと展示を鑑賞することがルール。

というわけで、このプチ企画を2016年5月3日にやってみました。ここで紹介する常設展や企画展の内容はその当日のものですので、実際に訪れる際は変更されている場合がありますのでご注意を。また、展示の入れ替え等で閉館になる場合もありますので、実際に訪れる際は事前に問い合わせるか、調べてからどうぞ。

では、さっそく。

1.一葉記念館

一葉記念館
東京都台東区竜泉3-18-4
http://www.taitocity.net/taito/ichiyo/

台東区立一葉記念館は、5千円札の肖像にもなっている明治時代の女流作家「樋口一葉」を記念した博物館です。最寄駅は日比谷線三ノ輪駅。実はここ、「ぐるっとパス」めぐりの一番最初に訪れる人が多い施設です。というのも、この一葉記念館は開館時間が他の施設よりも早く、朝9時から入場できるのです。筆者が朝9時頃に訪れた際にも、数名の「ぐるっとパス」ユーザーが入場していました。

2.下町風俗資料館

下町風俗資料館
東京都台東区上野公園2-1
http://www.taitocity.net/taito/shitamachi/index.html

さて、日比谷線三ノ輪駅から、上野駅へ。上野エリアには美術館・博物館施設が数多く存在しますが、ぐるっとパスのみで利用できる施設は意外と少なく、割引券のみのケースが多いです。なので今回は、上野エリアでは「下町風俗資料館」のみ訪れることにしました。ちなみに、上野動物園も入れますが、見て回るのに時間がかかるのでまた別の機会で。

下町の街並みを再現したコーナーや、懐かしい日用品や電化製品など、下町文化の歴史的資料が展示されていました。入口のレトロなポストは今も現役で、手紙を投函するときちんと届きます。

3.三井記念美術館

三井記念美術館
東京都中央区日本橋室町2-1-1
http://www.mitsui-museum.jp

上野から銀座線で三越前へ。次の目的地は「三井記念美術館」です。ちょっと入口が見つからず、建物の周りをぐるりと廻ってしまった……。
ここは、旧財閥三井家が収集した美術品を展示している、私立美術館です。立地もそうですが、建物の外観といい、エレベーターや内装の雰囲気、照明も、なんとも高級感漂う上品な美術館です。館内は撮影禁止でした。

4.東京国立近代美術館

東京国立近代美術館
東京都千代田区北の丸公園3-1
http://www.momat.go.jp/

日本橋まで徒歩で移動し、そこから東西線に乗って竹橋駅へ。このエリアで、何軒が美術館&博物館をハシゴします。

まずは「東京国立近代美術館」へ。通称「MOMAT」と呼ばれている美術館。明治時代後半から現代までの、近代・現代美術作品を展示しており、収蔵品はなんと9,000点以上。室内の雰囲気や広さ、照明、展示の方法含めて、すごくていねいだし安心して鑑賞できる本格的な美術館でした。まさに、美術館のお手本といった感じ。

写真NGのマークがある作品以外は、基本的に常設展は撮影OKなのも良いですね。作品解説の文章にもちょっとした遊び心があったり、良い美術館だなぁと思ました。

5.科学技術館

科学技術館
東京都千代田区北の丸公園2-1
http://www.jsf.or.jp/

北の丸公園を徒歩で移動し、「科学技術館」へ。1964年に開館し、建物はそれなりに古い感じなのですが、展示している内容は最新の科学技術に関するもので、そのギャップがかなり面白い。ゴールデンウィークだったせいか、ワークショップもたくさん開催されていて、子どもがたくさん参加していました。それぞれの展示室ごとに、テーマと関係のある企業や団体などが協賛しているようですね。ちょっとしたパビリオンの雰囲気でした。特に、オーロラの展示コーナーが個人的には気に入りました。けっこうな時間をかけて見て回りましたが、僕は科学とか大好きなので、ここはたぶん1日中いても飽きないかも。レーザーカッターを使ったワークショップは、大人の僕が参加したかったです。

この後、「東京国立近代美術館工芸館」にも寄る予定だったのですが、企画展が割引のみで、入場はできなかったので今回はスキップ。今回の企画は、追加でお金は使わないルールなので。

6.昭和館

昭和館
東京都千代田区九段南1-6-1
http://www.showakan.go.jp/

徒歩で「昭和館」へ。昭和をテーマにして、戦中・戦後の国民生活を中心とした歴史的資料が展示されています。一部のコーナーを除いて、内部は撮影不可です。

この日は、「すごろく」をテーマにした特別展を行っていて、いろいろなすごろくの展示の他、レプリカで遊べるような工夫も。

7.江東区深川江戸資料館

江東区深川江戸資料館
東京都江東区白河1-3-28
http://www.kcf.or.jp/fukagawa/
半蔵門線で、九段下から清澄白河へ。「江東区深川江戸資料館」を訪れました。館内には、江戸時代の深川佐賀町の町並みを再現した建物が展示してあり、江戸時代の街にタイムスリップしたような感覚が味わえます。地域に密着した文化施設として、小劇場やレクホールも備えています。

8.東京都現代美術館

東京都現代美術館
東京都江東区三好4-1-1
http://www.mot-art-museum.jp/

徒歩で「東京都現代美術館」へ。この日は企画展として「ピクサー展」をやっていて、ゴールデンウィーク中だったこともあり今まで見たこともないような行列ができていました。ただし、入場券で入れるのは常設展のみなので、行列を素通りして展示会場へ入場。常設展は1階と3階に展示室があり、定期的に収蔵品の中から展示を変えています。

9.地下鉄博物館

地下鉄博物館
東京都江戸川区東葛西6-3-1
http://www.chikahaku.jp/

東西線木場駅まで歩き、そこから葛西駅へ。ここには、東京メトロの高架下スペースに「地下鉄博物館」があります。歴史を感じさせる地下鉄の車両が展示されていて中を見ることができたり、運転シミュレーターを体験することもできます。入場券が切符のようになっているのもポイント。ぐるっとパスで入場した場合も、この切符型の入場券を渡してくれます。

10.パナソニック 汐溜ミュージアム

パナソニック 汐溜ミュージアム
東京都港区東新橋1-5-1
http://panasonic.co.jp/es/museum/

再び東西線に乗り、日本橋で銀座線に乗り換え、新橋駅へ。
「パナソニック 汐溜ミュージアム」で、『REVALUE NIPPON PROJECT 中田英寿が出会った日本工芸』という企画展を鑑賞しました。かなりユニークな展示で、最初はちょっと戸惑ったのですが、入り口で渡されたひとつひとつの作品解説を読み込んでいくうちに、なかなか面白い作品展だと思いました。「アート」という垣根を越えて、それぞれのプロフェッショナル達が知恵や技術を持ち寄って一つの作品を完成させるというプロセスが面白かったです。

チャレンジを終えて

というわけで、「メトロ&ぐるっとパス」を1日有効に活用して、訪れることができたミュージアムは10件でした。数だけ狙えばもっと行けたと思いますが、ある程度じっくり展示を観たいなら、このくらいが良いでしょうね。

1日都内をあちこちめぐって、かなり楽しむことができました。
「メトロ&ぐるっとパス」には、「東京メトロ24時間券」が2枚ついているので、今回1枚使いましたがまだあと1枚残っています。「ぐるっとパス」も有効期限は最初に使用した日から2カ月間あるので、まだまだ今回行ってない施設を訪れることができます。

東京メトロ24時間券が不要の方は、ぐるっとパスのみを一冊2,000円で購入することもできます。
その場合、ぐるっとパスが使える79施設のどこでも購入が可能です。

今回は東京メトロの「メトロ&ぐるっとパス」を使いましたが、同じく2,700円で、都営交通の「都営まるごときっぷ」2枚が付いた「都営deぐるっとパス」というセットもあります。交通機関とのセット商品については、販売窓口が限定されますので、詳しくはホームページをご覧ください。

ぐるっとパス – 公益財団法人東京都歴史文化財団
https://www.rekibun.or.jp/grutto/

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