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鹿児島に、薩摩切子という、美しい紋様の彫刻が入ったガラスの伝統工芸品があります。この工芸品を作っている職人の姿を間近で眺められるのが、鹿児島市内にある名勝 仙巌園に併設された「薩摩ガラス工芸」の薩摩切子工場です。

薩摩切子は蘇る

この薩摩切子とは、その名の通り「薩摩」の「切子(=ガラス)」工芸品のこと。1846年に島津藩による海外輸出品としてはじめられ、日本で初めて「紅」の発色に成功したこともあり、当時はかなり話題になったそうです。

ところが、その数年後に起きた西南戦争によって技術が途絶えてしまいます。1877年頃のことだったそうです。

 

そこから約100年の時を経て、1985年に復活したのが、いまの薩摩切子です。当時の製品や記録を丹念に紐解き研究することで、当時の技法を再現することができたとのこと。

そんな薩摩切子づくりを間近で見られる施設があるんです。

 

薩摩切子工場と磯工芸館

その工場は、鹿児島市内の名勝として知られる仙巌園に併設されています。実際には仙巌園の外にあるため、この工場だけを目的に来ても大丈夫なようでした。実際僕も、天気の都合で仙巌園には入らず、この工場だけを見学しています。

 

薩摩切子工場 磯工芸館

工場見学はかなり開かれていて、見学可能時間内であれば、好きなように、好きなだけ見学することができます。しかもかなり空いておりまして、じっくりと1工程ずつ確認できるのは、工場見学好きにとってはたまらない世界でした。

薩摩切子工場 磯工芸館

薩摩切子工場 磯工芸館

工程は溶解、たね巻、色被せ、型吹き、カット、磨き、(検査)に分かれています。

薩摩切子工場 磯工芸館

薩摩切子工場 磯工芸館

この熱!

実際はかなり危険な作業だと思うのですが、工場内にはほとんど声がしません。全ての職人がお互いの位置やアクションを完璧に把握しており、動きがぶつかったりすること無く工程をすすめていく様はまさに芸術的。あまりにも素晴らしくて見とれてしまいます。

 

こちらはぜひ動画でご覧下さい。今見ても震えますね。

 

薩摩切子工場 磯工芸館

研磨して模様を付けていく工程も見所です。ツルツルのガラスが、少しずつ形を持っていく様はなんとも不思議な感覚でした。

 

そうして作られた薩摩切子は隣の「磯工芸館」にて直売されています。

薩摩切子工場 磯工芸館

薩摩切子工場 磯工芸館

薩摩切子工場 磯工芸館

正直、安い買い物では無いんですが、内なる衝動が止められなくて、妻と共同でいくつか購入してしまいました。

薩摩切子工場 磯工芸館

使って良し、飾って良し、美しい伝統工芸品です。

 

とにかく素晴らしいクオリティの作業と製品がまとめて見学できる薩摩切子工場、鹿児島へ旅行の際にはぜひ。

 

薩摩切子工場(薩摩ガラス工芸)

SHIMADZU|伝統工芸品 薩摩切子|薩摩ガラス工芸

薩摩切子工場見学コース | 名勝 仙巌園 [磯庭園]

鹿児島県鹿児島市吉野町9688-24[地図]

 

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