今年の2月に英国政府観光庁のお誘いで、英国へとプレスツアーに行ってきました。その旅行前に僕にかけられた言葉で、一番多かったのが「ご飯がおいしくないからね〜」だったわけですが、行ってビックリ。本気でビックリ。英国のご飯、ふつうにおいしいじゃん…。
多国籍料理が見直された?結果、英国はグルメな国に
そもそも英国の料理のイメージといえば、フィッシュアンドチップス。ヨークシャープディング。みたいな、伝統的英国料理の名前が挙がってきます。しかしながら、実際に英国内で食べる料理と言えば、これまた大変に多種多様。そりゃそうだ、大航海時代を牽引した英国は大変に多国籍な感じになっていまして、リバプールで聞いた「郷土食ってなんですか?」の答えは「インドカレーかな」だったわけですよ。港町ならでは。
さらに英国風肉じゃがとでも言うべき「スカウス」は日本人好みの味付けで、ご飯が欲しくなりました。さらにさらに言えば、同じお店で食べたフィッシュアンドチップスはとってもとってもおいしかった。
結局何が言いたいかといえば、そろそろ英国料理に対する「おいしくなさそう」というイメージは、過去のものにしてもいいんじゃないかなってコトなんですよ。
日本だってあったじゃない
ちょっと思い出してみたら、日本だってそういう事例あったはずです。例えば焼き肉。ここ10年くらいの焼き肉の進化ってめちゃくちゃなことで、おいしくない(本当においしくない)肉を焼いて食べる焼き肉店、みかけなくなりましたよね?
また、居酒屋にしたってそうで、全体としてのレベルアップ感はんぱないと思うんですよ。同じ事が英国でも起きているんじゃないかな?と感じるわけです。
英国でおいしかったものをまとめてみよう
ということで、実際に僕が英国で/英国から輸入されて食べてみて美味しかったものをまとめてみます。
まずは前述の通り、リバプールで食べた郷土料理スカウスやフィッシュアンドチップス。これはおいしかった。量は大変多かったけど(笑
チェスターで食べたイングリッシュブレックファースト。海外で食べる朝食としては抜群なおいしさ。ちなみに日本の方は「野菜が無い」と言いがちだけど、そもそも海外での朝食に野菜なんてほとんど出ませんぜ。
ロンドンで食べたフォートナム&メイソンのアフタヌーンティーや、モンマスのコーヒーもむちゃくちゃおいしかった。おいしすぎてたくさん買って帰った。
そういえばプレスタのチョコレートもロンドンだった。いまのところ2015年ベストチョコレートを争う位置にいる。
日本で買える英国食材系といえば、パッカのハーブティーが出色のおいしさ。ティーバッグのハーブティーはもう他のものを買う気がしないほどに満足。
忘れていたわけではないけど、英国のお酒は本当に完成度が高い。特にモルト。モルトのおかげで私の人生はかなり方向転換している。
また、先日BBRさんのイベントで飲ませていただいた英国産ワインなど、びっくりするほどふくよかで、いままでなぜ見かけるコトが無かったんだろう?と驚きましたね。
ちなみのこのBBR(ベリーブラザーズ&ラッド)は英国王室御用達のワイン商なので、取り扱い製品の品質は確か。もし英国ワインを選ぶなら、このBBRが入れているものをチョイスすると、安心かもしれないですね。
ということで、そろそろ英国に行ったら食べ物で困る…というのは、都市伝説にしてもいいんじゃないかって気がしています。いまや、日本の豚骨ラーメンに行列が出来る国、それがイギリスです。元々多様だった食文化が見直されることで、総じておいしい料理が食べられる状況になってきているわけです。
最近はトリップアドバイザーやYelpによってレストランの口コミもチェックできますし、ある程度の割合でおいしくないお店が存在するのはどこの国でも同じはず。きちんと下調べさえすれば、快適な英国食事ライフを送れるはず(と信じています)。
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- Twitter:@norio_airoplane
- 写真が好き。旅が好き。旅行記やネットニュースや雑学、ガジェット等を紹介するブログ「エアロプレイン」管理人。旅行はとにかく下調べをして「旅のしおり」を作って持参する派。Linkトラベラーズ創設より共同編集長を担当、2016年より単独の編集長に就任。
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