格安航空券の謎、激安ツアーのカラクリ、海外旅行ツアー年間傾向、駅や旅行代理店に置いてある「グアム旅行 2.98万円〜」のチラシの謎。

これらの仕組みを解説してくれる「格安ツアーのカラクリを知れば、アナタの海外旅行は10倍楽しくなる!」が海外旅行に行く全ての人にオススメできる内容だったので中身を少しご紹介する。

この本で書かれていることを超端的に説明すると「激安ツアーは自分の旅行時間を売って旅行代金の値段を下げている」ということだ。

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1,旅行は旅行当日の40日前までキャンセルが無料

事前に航空券を押さえておいた旅行会社や個人も40日前から手放すようになる。航空券やホテルなど、在庫をさばくために料金が値下がる可能性が大きい。(ただし、それを狙って旅行会社は格安ツアーを組むそうだ)

 

2,格安ツアーは、ツアー客を免税店やレストラン、オプショナルツアーなどのバックマージンで利益を得る

だからツアーの中には特定の土産物屋やブランドショップに何度も買い物に連れて行かれる。夕食も特定のレストランで、お酒を頼むと割高。オプショナルツアーも割高なのだ。(現地で直接ツアーを手配するほうがはるかに安い)

 

3,航空券発券の10%のコミッションが旅行代理店に支払われなくなった

2008年までは航空券を発券すると、10%のコミッションが旅行代理店に支払われていたが2008年からはゼロコミッションに。
旅行会社には航空券をブッキングしても利益がでないため、最近では航空券の発券手数料なるものが出てきた。なので航空券だけ手配したいなら航空会社のサイトから直接予約した方が良い。

 

4,ビジネスクラスとファーストクラスだけで飛行機は飛ぶ

格安のエコノミー客だけだと航空機は大赤字になる。だから最近はエコノミーとビジネスクラスの間の「プレミアムエコノミー」なんかが出てきたのか。

 

5,チャーター便には少し注意が必要

チャーター便は定期運行便ではないので、航空会社は1本のフライトで利益を出さないといけない。ゆえに常に満席でサービスの質が下がりやすく、マイルつかないものが多い。チャーター便の運航には登録国の安全基準を満たせば良いので、安全でなさそうな国(?)で登録されたチャーター便には注意が必要。

 

6,エコノミーにも実は10種類以上の区別がある

例えばユナイテッド航空は、エコノミーの中でも一番高いのはBクラス、マイレージでアップグレード可能。
Wクラスは一番下で、予約後72時間以内に発券しないといけなくて、もちろん変更もできない。予約クラスによって同じフライトのエコノミーでも満席だったり空席があるのはこのため。

 

7,ホテルの「ラックレート」とは一般公開されている正規料金

「エージェントレート」は旅行会社用のレートで、年間何室という契約をベースに宿泊値段は決まる。旅行代理店とホテルの力関係で値段はまちまち。
ただし最近では、このエージェントレートよりもExpediaなどのホテル予約サイトの方が安いケースも出てきた。旅行ツアーのパンフレットに書いてある「同等クラスのホテルを手配」という裏の意味は、ぎりぎりまでホテルを手配しないようにして、少しでもホテルの宿泊料の卸値を安く仕入れるためだそうだ。

 

8,海外旅行ツアー年間傾向

    • 年末年始に関しては年末からの料金が上がりきって年初からは下がる傾向に
    • 1月下旬から料金は値下がり始め、2月はツアー価格は全体的に下がる
    • 3月になると春休みが始まる後半前から徐々にツアー価格は上がり始める。特に公立学校の修了式が多い20-25日はハワイや東南アジアリゾートなどが上がる
    • ゴールデンウィーク最高値は4月後半。ゴールデンウィーク後半から価格は下がり始める。ただしゴールデンウィークが終了してもいきなり価格は落ちない。
    • 6月は目立った休日がなくツアー料金は下落傾向。ただしハワイやオーストラリアなどハネムーンに人気の場所は料金が上がる
    • 7月上旬からヨーロッパを中心に少しずつ値を上げる
    • 7月後半、特にファミリーに人気の高いハワイ、グアム、サイパン、アジアリゾートなどは公立の学校の終業式を中心に料金が上がる
    • 7月後半から上がり続けたツアー料金は、8月上旬まで上がり続け、15日の前週がピークに
    • 9月10月は秋の行楽シーズンだが、夏とは比べ物にならないくらい料金は落ち着いている
    • 月から徐々に上がり始め、12月も徐々に上がる
    • 年末年始は公立学校の終業式を目安に価格が跳ね上がる

 

この傾向を参考に、個人旅行を計画すると良さそうだ。

この本は2時間もあれば必要な箇所だけ掻い摘んで読破できるし、海外旅行が好きな人は知識として読んでおいて損は無さそうだ。
出版されたのは2010年の6月でもう5年も前になるが、きっと参考になると思う。

 

Author Profile

Mayumi IshikawaTwitter:@mayumine
株式会社ロフトワークに所属、デジタルものづくりカフェ「FabCafe」の広報兼プランナーと、ライター業の2つの仕事に従事。HDRフォトグラファー、著書に「HDR写真 魔法のかけ方レシピ」。2013年に夫婦で世界一周旅行に。2015年までLinkトラベラーズの共同編集長を担当。

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